2004年10月28日

北へ。〜White Illuminationロケ地探訪写真館


2004年10月28日
「北へ。〜Diamond Dust+ Kiss is Beginning.〜」発売記念


にっぽんヲタ街道
復刻編

 〜北の大地へ琴梨ちゃんを追って〜

1999年5月

北へ。〜White Illumination
ロケ地探訪写真館




(写真)函館のロシア料理カチューシャのメニューに挟んであった記事コピー





 セガのハードは世界一ぃぃぃぃ…

 2003年12月。OLDゲーマーにとってひとつの時代が終わりました。メジャーになりきれないメジャーゲームメーカー「セガ」がパチス機大手のサミーに買収されてしまったのです。
 資本がチカラ、とはいいますがパチスロで稼いだ行き場のない金をセガに注ぎ込むのは、確かにセガという会社にとっては良かったことでしょう。しかし、セガという魂にとってはどうだったか、なんとも言えません。

 1998年11月27日、セガは同社で最後の家庭用ゲーム機ハードとなるドリームキャスト(DC)を発売しました。ライバルであるソニーのプレイステーション(PS)とシェアUPにしのぎを削る様は頼もしくも嬉しくもありました。バーチャファイターなどアーケードで高い人気を集めていたソフトを移植して、いよいよセガの時代が来るのか?と期待されたのも今は昔です。
 セガは勢いづき、発売直後の熱気が続いているさなか、1本のゲームが発売されました。
 1999年3月18日。ギャルゲーはあんまし出しませんとか言ってたセガのハード向けに1本のギャルゲーが発売されました。

そう。 「北へ。 White Illumination」 だったのです。
 北海道好き&NOCCHIさんの絵が好きだった自分としては、雑誌紹介の時点でハードと同時購入の即買いを決めておりました。
 実際にプレイしてみると、すざましいまでの観光ソフトで、これでもかと言わんばかりの名所やお店が実名でばんばん登場しました。
 本気でどの程度まで観光関連業界とタイアップしたかったのかどうかは分かりませんが、(ANAなどはクレジットに載ってた)、今後のソフト作りの中で、このようなタイアップで作品を作るのも面白いなぁ…とか感心したことを思い出します。
 ギャルゲーに免疫の無かった私はズブズブとハマってしまい、ついには1999年のGWに北海道へ5泊6日のロケ地巡りを挙行するまでにイッてしまいました。当時は今ほどにネット環境が発達もしてなくて、まさに足で背景を探すような状況でしたが、出発直前に発売された「北へ。」タイアップのJTB北海道ガイドを握り締めて、一路北の台地を目指したのでした。
 今回のにっぽんヲタ街道は、北へ。の新作が発売されたのをきっかけに、古いデータを漁っていたら、当時の写真とサイトの残骸が続々と出てきたので、サルベージしたものです。しばらくお付き合いください








お兄ちゃんがいてくれたら

この街が           

もっと好きになるよ     


         
春野琴梨






主人公は東京在住の高校2年生。彼はある事件をきっかけに、日々暗い気持ちで退屈な夏休みを送っていました。
そんな状況を見るに見かねた母親が北海道への旅を勧めます。
主人公は新しい出会いと、何かが変わりそうな予感を胸に北海道へと旅立ちました。

※特に断りなき場合は 左側:ゲーム画面  右側:自己撮影写真 です。
※ゲームの進行に合わせて自己撮影写真を並べています。


 


ゲームでは羽田空港のANAチェックインカウンターでしたが、当時は大阪在住で関空から飛び立ちました。

 

 
初フラグ。機内での椎名薫さんとの出会い。彼女の席のシートベルトを自席のシートベルトがこんがらがってるのを注意されたところの選択肢でフラグが立つのですが、右側の写真をご覧の通り、作中で登場したボーイング747SRは肘掛の下、開いてないです。

 
千歳空港に着くと、主人公の幼馴染、春野琴梨さんのお出迎え。10年ぶりの再会にどんな風に心が変わってゆくのか…。

 
10年間のブランクあったのに、いきなり「お兄ちゃん」はないだろが。と無粋なツッコミ入れまくり。

 

 
今は絢爛豪華な駅舎、駅ビルとなった札幌駅ですが、当時は時間別改札やってるこんな地味な駅でした。

 

 
平岸駅はわれらがハドソンの城下町。ゲーム中で登場した琴梨さんの住んでいるマンション、ローズヒル南平岸を探して半日歩き回りましたが、発見できなかったのが今でも心残りです…

 
お料理好きの琴梨さん御用達スーパーのラルズストア。比較的簡単に発見できました。

 
琴梨さんの案内で翌日は札幌市内観光。写真も有名スポットが多く、労せず回収です。

 

 

 

 

 
須貝のゲーセン前で琴梨さんの親友の川原鮎さんと出会う。フラグを立てないように…

 

 
そして次の日は琴梨さんと小樽観光♪

 

 
小樽運河で謎の外人に話しかけられて困っていたときに、颯爽と桜町由子さん登場。

 

 
小樽運河とその周辺観光スポットも札幌市内同様、回収は楽でした。

 

 

 
小樽市内観光中に名物のロシア人少女と遭遇。
ゲーム中では「夕日の見える公園」として登場する「旭展望台」ですが、全くの偶然に発見できて、感動と驚きでした…
嬉しくなって、某北へ。ファンBBSに発見速報を書き込んだら「ネタバレ禁止!」


 
ゲーム中では琴梨さんが小樽の後、合宿に行ってしまって、さみしい日々を過ごすのですが、他のキャラに浮気せず、じっと耐えて待っていたら琴梨さんフラグ。

 
札幌市内をお買い物して過ごします。写真は琴梨さんが輸入食材を買われる札幌LOFT。

 
そして、琴梨さんとオカンの家族旅行に便乗して道東方面へ…
私も撮影場所を東に移すために大移動。右の写真はゲームには登場しなかったけど、北海道を走るライダーの聖地?開陽台。普通の観光客は絶対立ち寄れない場所にあるここは道東の平原のど真ん中で、360度すべて地平線の大変な場所です。


 
夕張にある北海道物産センターです。ゲーム中でも単に立ち寄っただけでした。
この建物の近くにJR線「楓」駅がありまして、可愛い駅名なので、ついでに撮影してきました。

 
帯広市内にある「豚丼」のお店新橋。
「豚丼」といえば、牛を失った吉野家のメニューですが、ここのは薄めの豚照り焼きがご飯にのっかってるものです。(最近はこっちの豚丼もメジャーになってきましたね?)
店内撮影をするときに、おばちゃんに理由を聞かれたので、「ゲームで使われてた」ことを正直んみ話したら、あんましゲームの方は印象に残ってなかったようで…
ってゆうか、よく分かっていなかった模様。


 

 

 
男一人で洋菓子店にも果敢に突入(w

 

 
湖の綺麗さに度肝を抜かれた、阿寒湖国立公園のオンネトー。また行きたいなぁ…

 
琴梨さんたちは屈斜路プリンスホテルに投宿…
どうする、自分!?


 
入るのか?入るのか?男一人で!?

 
当然のごとくホテルに入って、ゲーム中と同じレストランに行きましたが、値段の高さと一人ぼっちの浮き加減で微妙な状態だったのを思い出します。

 
三香温泉にもゲームと同じように行ってみましたが、入る時間が無くて導入路だけ撮影して先を急ぎました

 
霧の摩周湖。琴梨さんが言うには、綺麗に晴れ渡って見えるのは年に少しだけだとか。右記写真の通り、自分のときは絶好調だったり。

そうして、夏休み中、お兄ちゃんと慕われた羨ましい主人公は、最終日にビーチへ泳ぎに行って、年末に琴梨さんと再会することを約束するのでした。

 
同年の年末に再会を果たした主人公と琴梨さんは函館へ観光です。

 

 
有名な朝市とか…

 
新観光地、金森倉庫群。

 
そして、男一人で入るのに超こっ恥ずかしかった、フェリシモ・クリスマスミュージアム

 
市内電車で市内観光

 
八幡坂に

 
ハリストス教会。

 
そして五稜郭。

 

 

 
外湯したことになっている湯の川温泉ホテル平成館新館。
ゲーム中とは違って、宿泊者以外立入禁止の張り紙がありました。当然外湯もなし。


 
函館市内をヨロシクやってた主人公は、100万ドルの夜景「函館山山頂」で琴梨さんから告白を受ける。ああ羨ましい。まじで。

 
函館から札幌に帰ったあとも、好感度アップのためのフラグ立ては熱心に。

 
こんな感じの店名のない背景が一番探すの苦労しました。

 

 

 
そしてサッポロファクトリーで夕暮れに…


 
いよいよイルミネーションカウントダウン開始。
主人公が告白してイルミネーション前に呼び出したのは、当然琴梨さん。
彼女は、主人公の告白に応えてて来てくれるだろうか…


来た…





琴梨さん。大好き。






…とまぁ、ぶっちぎりの琴梨さんルートでした。
以下、様々に登場する女の子達にまつわるロケ地紹介です。

琴梨さんとかぶる場所については、割愛してあります。






☆ターニャ・リピンスキーさん☆
 
小樽の運河工芸館で働くロシア人少女もかわいくて可愛くて…

 
「夕日の見える公園」がお気に入りスポットだそうです。

 

 
小樽市内にある喫茶エンゼル。ターニャさんはここのマスターにすごく癒されてるらしいので、期待して行って見たのですが…

 
左:ターニャさんにマスターが入れてくれた紅茶
右:エンゼルの現実
…なんでひとつのお膳にとんかつと茶碗蒸しとアイスと紅茶が乗ってくるのさ(汗


 

 
ターニャさんが酔っ払いに絡まれて、大切なアクセサリーを壊してしまった酒場街。これも全くの偶然で発見して大変嬉しかったです。

 
ターニャさんが倒れこんだ壁。ほおずり対象。

 
ゲーム中に出てくる小樽国際病院は、中央病院かと思い行ってみたら大ハズレ。

 
病気から復活したターニャさんは店長からお休みを頂いて、主人公とささやかなデートへ…

 
銭函駅周辺という状況のみで訪れた喫茶店。真っ暗闇の中で終電間近な時間に必死こいて探し回って撮影しましたが、光量不足で右のような写真に…orz
自分が言ったときは、この喫茶店が改装か休業していて、道路から店に続く橋?のようなものが取り払われていて近づけなったのを覚えています。


 
夏休み最後はターニャさんに見送られて主人公は北海道を後にするのでした。

 
冬休みに入って再会してから行くのはやっぱり函館。

 

 

 
この函館市内のロシア料理店のメニューに、今コンテンツのタイトルに使用されている、新聞の切抜きが貼り付けてありました。

 
函館帰り後は札幌市内をデート。

 
で、告白してターニャ終了。

☆愛田めぐみさん☆
 
琴梨さんのおかんの紹介で富良野の牧場を紹介されて労働奉仕へ…
駅について一発目の出会いはこの少女、めぐみさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
以上、富良野周辺ですが、車のない主人公がどうやってコレだけ回れたのか謎です。

 

 
西の端、留萌の浜中海水浴場へ。夏休み終了。

 
冬休みはやっぱり函館。

 
函館のあとは札幌に行くのですが、背景がかぶるので割愛です。



☆里中梢さん☆
 
主人公の携帯電話に間違い電話がかかってきて、頼まれもののの忘れ物を回収するために郊外のロイズ本店へ。リアルに遠かったよ…

 
4丁目プラザ前で待ち合わせると

 
ヲタコスプレ少女、こずえさん登場。いいね。

 

 

 

 
幌都心部から離れて羊が丘展望台へ。

 

 
サクっと夏休み終了。

 
冬休みは函館から…

 

 

 

 

 

 
以上函館。札幌はかぶりまくりで割愛です。



☆桜町由子さん☆
 
バイクのりの婦人自衛官は行動的です。

 

 

 
バイクで支笏湖に連れてってもらって…

 
沿岸の苔の同門に行ってみたら、自分の場合は閉鎖してました。残念。

 

 

 
ここら辺は夜の札幌

 
現地に行くのがめっちゃ遠かった積丹半島のウニ丼専門店。

 
しかし、都市部から相当はなれてるせいか、安い、多い、うまい!
でかした!由子さん。


 

 
そして島武威海岸で再会を誓う。ここも、この岩場まで歩いたなぁ…

 
ここから冬休みの函館編。

 

 

 

 

 

 

 
マニアックな四稜郭。地元に人に「何にもないよ!」と言われまくってたどり着いた逸品です。

 
札幌市内に戻って終了。



☆川原鮎さん☆
 
琴梨さんの親友の鮎さんは積極的。シンガーソングライターを目指していらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 
札幌市内でデートしたり…
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
小樽市内を行ったりきたり。右の写真は小樽ドリームビーチのゲートです。

 

 

 
後は札幌市内。

 
ここから函館。(やる気が…)
 

 

 

 
そして告白の後、相思相愛が決まったのちの後日談写真。
歌うたいデビューおめでとうー


☆椎名薫さん☆
ゲーム画面キャプって無かったので写真のみ展示です。
いちおう頑張って全エリアに行ってきましたので…

 
左は平岸駅前で薫さんとドライブ行くときに待ち合わせた場所。右はドライブ最初の目的地、室蘭市の地球岬。

 
そして登別温泉の地獄谷と旅館まほろば。

 
函館の中華料理店にベイサイドも薫さん関連です。

☆左京葉野香さん☆
この方も写真のみです。疲れた…
 
右:すすきの駅  左:二条市場

 
左:ビートルバム 右:札幌プリンスホテル

 
函館市内のヤン衆酒場。
…未成年がそもそも酒場に出入りする設定が無茶かな?



★特別付録 ロケ地めぐり北海道移動エリア★

地図で見ると近そうだけど、千数百キロ離れてて大変です…


(C)1999 HUDSON SOFT/RED イラスト:NOCCHI(RED)
※このコンテンツで使用されている画像のうち、左側列のものの大半は上記著作権者の著作物からのキャプチャ画像です。引用の範囲として許してもらえるならいいのですが、著作者による警告があった場合は即消しします。


posted by 佳由樹 at 00:00 | にっぽんヲタ街道