2006年08月19日

TBSアニメフェスタ2006レポート

とりあえずアニメフェスタ6年連続参加。オメデトウ俺様。


ぶっちゃけ今回のは、出展タイトルだけで見ると、Kanonだけ!ってな状況でしたが、2年前にAIRを見たときの衝撃を期待して、やっぱり行ってきましたよ。

Kanonはね…確かに綺麗なデキでしたよ。
でも、AIRの綺麗さとは違うんですよね…

これ、言っていいかどうか分かりませんが、言っちゃいます。
2年前のAIRのときの方が、はるかに場面場面で場内が盛り上がってました(汗

大丈夫かな… Kanon…

舞台探訪好きとしては今度は北海道?なので、行くのが大変そうです。
守口市駅は使用されていましたが、横浜の元町商店街は使用されていない感じです。



さてさて、そんな幾分しょっぱ目な空気を匂わせつつ、とんだ伏兵が潜んでましたよ。今年のTBSアニメフェスタには。


その名も『WinterGarden』(ウィンターガーデン)

司会のTBS向井アナが 「パンフレットにも載せていませんでしたが…」

と前置きして上映された衝撃の第1話は…!?


−−−

(記憶をテキストにしてみた。でも自信がない…)

クリスマスの夜、街のケーキ屋で働く一人の「緑髪の女の子」

バイト仲間の子達は、それぞれ、彼氏と予定があるようで、「緑髪の女の子」にゴメンネ!と言いつつもお店を後にする。

『いいよ、私にはいい人いないし!』などと言いつつ、皆を送り出す「緑髪の女の子」


お店も閉店の頃、店長さん(人間の形です)が、『余りものだけど』と、いくつかのショートケーキを手渡します。

『ありがとうございます。妹と一緒に食べます』と、嬉しそうに受け取る「緑髪の女の子」

お店を出ると、外は雪。

なんだか嬉しくなって、アパートに帰る前に公園に立ち寄って、思わずブランコを漕ぎ出す「緑髪の女の子」

そんな光景を見つめる一人の男性。

見られていることに気づいて、恥ずかしくなって駆け出すと、つい足を滑らせてしまって、ケーキが大変なことに…

男性は駆け寄って、「緑髪の女の子」を起こしつつ、自分の持っていたクリスマスケーキを、ぐちゃぐちゃのショートケーキと交換してしまう。

そんな状況がのみこめず、お礼の言葉を出せない「緑髪の女の子」を後にして立ち去る男性。

「緑髪の女の子」は交換してもらったケーキを抱え、アパートへ帰る。


アパートに帰ると、待っていたのは一人の栗色の髪の女の子。
「緑髪の女の子」の妹で高校生。

ケーキをもらった経緯を聞きだすうちに、その男性に興味を持っていることを見抜いて、4コママンガで姉を茶化す「妹」


一方、ケーキをあげた男性も帰宅。
待っていたのは一人の女性。

『ケーキ買って来てくれた?』

『…いや、忘れた』

ケーキを交換したことを言わない男性。

しかし、目ざとくショートケーキの包みを見つけた女性は、「クリスマスケーキなしか…」と残念がりつつも、2人でクリスマスを祝うこととなる。


−−−

「妹」に茶化されつつも、昨日の男性が気になる「緑髪の女の子」

街を歩いていたとき、商店街のOPEN準備中のお店の中を、何気に見ると、そこには仕事をしている、あの男性の姿が…!


男性も気づいて、店の外で再会することとなる。


しかし、男性は仕事中。

店内からは「おい!拓郎!仕事中だぞ!」と男性を呼ぶ声が…

すぐに店内へ呼び戻され、「緑髪の女の子」のお礼もそこそこに離れてしまう二人。


「拓郎さんって言うんだ…」

はじめて名前を知った「緑髪の女の子」


アパートに帰ると、今日の出来事を「妹」に報告。


電話番号や、次につながるきっかけを作らない姉に、サッパリとしたツッコミを入れる「妹」

『でも、これでいいんだ…』と納得する「緑髪の女の子」

−−−

場面は正月。妹と初詣に行くが、境内は大混雑。

「緑髪の女の子」は妹と境内を歩くも、「妹」が『迷子になるなよ!』と言ってるそばから、迷子になってしまう、迂闊者の姉。

また、「拓郎」は、同居人の女性と一緒に初詣にやってくる。

そんな時、同居人の女性が、混雑する境内で

『あ、あの人、ドラマとかで有名な人! ちょっと行ってサインもらってくる!』

と、「拓郎」を一人残し、「うさ耳をつけた女性アイドル」を追いかけて行ってしまう。


「緑髪の女の子」は、妹とはぐれてしまって一人きり。
「拓郎」は同居人の女性が行ってしまったので一人きり。


偶然にも、境内で2人は再び出会うことになってしまった。


先日よりも、ゆっくりとお話をする2人。

だが、「緑髪の女の子」は、次につながる約束もせずに別れてしまう。

一方の拓郎は 「またね!」との言葉を残して立ち去る…


『またね! って言われちゃった…』

妹とようやく合流できたときに、拓郎の言葉を反芻して、嬉しくなってしまう「緑髪の女の子」

−−−

「緑髪の女の子」は今日もアルバイトに励んでいる。

この喫茶店は、ケーキの販売コーナーを持ちつつ、奥ではカフェを併設している、比較的大きなお店だ。

この日は、カフェの方が混雑してきたので、店長さん(人間の形です)の命によりカフェの手伝いをすることとなる。


ひっきりなしにお客さんが出入りするこのお店に、一人の男性がやってくる。


「拓郎」だ。「拓郎」が一人でやってきた。

「緑髪の女の子」との再会を、お互いに嬉しく思う2人。

もう、正直になろう…

−−−

あるとき、アルバイトが早く終わって店を出た。

外には、クラブを早引けしてきた「妹」が待っている。

『よっ!』


妹と2人でアパートに帰る。

『今日の晩ごはん何にする?』

『え〜、何も考えてないよぉ…』

困惑する姉。


そんなとき、歩道の向こうから見慣れた男性の姿が!?


「あれ?こんにちは!」

拓郎と3たび再会を果たす。

「喫茶店に今から行こうと思ってたんだけど…もう帰り?」

残念そうに話す「拓郎」


このとき「妹」は優等生を演じ、姉とは違った立派な挨拶を交わす。

そして、「学校に忘れ物した!」と立ち去ってしまう。


『あの子が忘れ物するなんて、めずらしいわね…』

「妹」の気遣いを、理解できない「緑髪の女の子」


そう、妹は姉を気遣って、立ち去っただけなのだ。

そうして、物陰から2人の様子をうかがう…


「よかったら、メシ食いに行かないか? お金ないからファミレスだけど」

『ハイ!ファミレス好きですよ!』


「拓郎」の誘いに、0.1秒でOKを出す「緑髪の女の子」

物陰から見ていた「妹」は


『ハイ!って…即答かよっ!?』


姉の姿を見て、私の晩飯はどうなるんだよ?と、ツッコミを入れつつも、野暮なことはせず、そのままアパートへ一人帰る妹。

結局、この日の妹の晩ご飯は「でかすぎのメロンパン」


−−−

一方、拓郎とファミレスにメシ食いに行った「緑髪の女の子」は、とにかく嬉しそうだ。

「今度一緒に、どこか行かないか?」

『今度一緒に、どこか行きましょうっ!!!』


「緑髪の女の子」はあっさりと初デートの誘いを受けてしまう。


−−−

拓郎は家に帰って仕事を進める。

同居人の女性は、今日も自宅に帰りたくないらしい。

拓郎は意に介さず、同居人の行動を見守る。

−−−

デートの当日。2人は海へ行くこととなった…

2人はいろいろな場所を歩いた。

場面がめまぐるしく移り変わる…



−−−

と、こんなところで、エンディングが流れます。



テロップは…


「製作 : ブロッコリー」


場内からは、なんだ、ブロッコリーの新作か…ザワザワ…


登場人物。

「デジキャラット : 真田アサミ」
「プチキャラット : 沢城みゆき」


場内大歓声!周囲から「やられた!」の声が上がる。


「監督 : 桜井弘明」

「JC Staff」

「TBS/WinterGarden製作委員会」


…なんだ、TVアニメになるのか!?


−−−

場内が明るくなって、TBSの向井アナ登場。


「これ、デジキャラットの新作って、どのへんで気づきましたか?」



気づくわけねーよ!!!!



はい。そんなわけで、ほのぼのとした、しかし、悪意に溢れる2人の出会いを書いた新作デジキャラットは、10年後の世界を描いているそうです。

一切のギャグなし。「にょ」なし。「にゅ」なし。


驚きのラブストーリーとなっているこの作品は、前編+後編の2話完結で、今冬放送とか。


…どう考えても、クリスマスにやるだろ。


この新作デジコ 「WinterGarden」の情報ペーパーは、首都圏のゲーマーズでは本日から、その他の地域では22日から配布されるそうなので、みんな取りに行ってくださいね。



…いや、本当にサプライズでした(汗

posted by 佳由樹 at 00:00 | にっぽんヲタ街道